お読みいただく前に
① ワインについて自分なりに100点満点で評価していますが、基準がかなり偏っています。
② 文末にワイン名とラベル表記、輸入元、購入価格などを記していますが、醸造所もしくは現地ワインショップで購入したものはEuro価格表示のみです。 ● よく行くHP ★ドイツワイン紀行 ★Naturrein YKUWA'S GERMAN WINE PAGE ★安ワイン道場 ● よく行くブログ ★モーゼルだより ★Schloss Naturrein ★ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~ ★ワインと絵画がある生活 ★ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~ カテゴリ
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2006年 04月 08日
お馴染のワインレストラン プリマヴェーラで、リッチな友人達とバブリーなワイン会をした。 スタートからいきなり ブルゴーニュの達人U氏所蔵の2本と、本日のメイン DRCモンラッシェを同時に抜栓。3つのグラスに注がれたものをどれがどれだか当ててみようという趣向だったが、さすがにChardonnayを飲み慣れない者にもどれがDRCだかはすぐに判る。すごい! では簡単にそれぞれの印象を... ルフレーヴ 1996 シュヴァリエ=モンラッシェ Domaine Leflaive 1996 Chevalier-Montrachet,Alc 13.5%vol 比較的しっかりした色合いの黄色。アタックからシェリーっぽい個性的な香りが強く、終始この一見退廃的とも思える香りが支配。この香りのせいか果実感やミネラルにはさほど実感なく、やや痩せた印象を受ける。地味ながらも酸の余韻。初めて飲む造り手なのでどういうのがそれらしいのかがまったくわからないし、ソムリエによればこの造り手にはこういう一面もあるということだったが、ひょっとするとU氏の危惧通りあまり状態が良くなかったのかも。願わくばもう一度このルフレーヴを飲む機会に恵まれんことを。 ジャック・プリユール 1998 モンラッシェ Domaine Jacques Prieur 1998 Montrachet Alc 13%vol レモンイエロー。当初は木の香り。同時に開けた3者の中では比較的フルーティーな味わいで、しっかりした酸が印象的だがややボディはおとなしめか。それでも夏みかんや八朔を食べた後味のようなミネラルが非常に繊細かつ明確で、微かにナッティーな余韻もあり。時間が経過すると瓜のような青臭さとともに、やっぱり夏みかんや八朔の皮を剥いた時のような柑橘の香りが出て来て、フルーティー好きにとってはなかなか楽しめる1本。U氏に感謝。 DRC 1996 モンラッシェ Domaine de la Romanee-Conti 1996 Montrachet,Alc 13.5%vol 透明感のあるレモンイエロー。香りは時間とともにどんどん開いてそんじょそこらじゃお目にかかれないほどの開き具合で、グラスいっぱいに拡がるとは正にこのこと。香りは一貫して非常にナッティーで力強く、バニラを感じさせるところもある。口に含むと、酸もミネラルも完全に包み込んでしまうような厚みのある味わい。これは単なる果実でもなくアーモンドやバターでもない、凝縮度のなせる業か。この凝縮度に反して重々しさを微塵も感じさせないのはきっと酸がしっかり存在しているためなのだろう、上品な心地良い酸の余韻を感じるから。まぁ贅沢を言わせてもらえるなら、余韻が意外にあっさりめだったことと、グラスの残香に4年前飲んだ1998 Montrachet に感じたほどの迫力がなかったことが残念と言えるかもしれない。こんな事言ってると罰当たりますが。 1985 シャトー コス=デストゥルネル 1985 Chateau Cos-d’Estournel,Alc 12.5%vol 続いて飲み頃ボルドー。 インクのような香り。時間が経つと杉っぽさも。タンニンはまろやかにこなれていて、スーッと口の中や喉を通り過ぎて抵抗感なし。強いて言えばカシスだそうだがもうちょっと果実感が欲しいところ。ボルドーは飲み慣れないので、この味わいがどの辺に位置するものなのか解らないのが残念。とはいえ飲み口の優しさは秀逸。 1997 マキシミン グリュンホイザー アプツベルク リースリング アウスレーゼ 1997 Maximin Gruenhaeuser Abtsberg Riesling Auslese C. von Schubert-Maximin Gruenhaus,Alc 8%vol こう役者が揃ってしまうと、リースリングの方もそれなりのベテランが必要だと考えこれを持参。もうこのワインは6~7年毎年飲んでいるおなじみアイテムだが、花の香りにミントや白桃、オレンジなどの香りがあり驚くほど複雑に変貌。味わいもますます向上している。残りも少ないし、これはもう毎年試しているような代物ではなくなってきたなぁ、と思う。
by gruenhaus
| 2006-04-08 23:43
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