お読みいただく前に
① ワインについて自分なりに100点満点で評価していますが、基準がかなり偏っています。
② 文末にワイン名とラベル表記、輸入元、購入価格などを記していますが、醸造所もしくは現地ワインショップで購入したものはEuro価格表示のみです。 ● よく行くHP ★ドイツワイン紀行 ★Naturrein YKUWA'S GERMAN WINE PAGE ★安ワイン道場 ● よく行くブログ ★モーゼルだより ★Schloss Naturrein ★ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~ ★ワインと絵画がある生活 ★ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~ カテゴリ
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2006年 08月 12日
SaarのRieslingが続くが、こちらはちょっとマイナーな畑。地図を見るとSaar川流域の1級畑の中でも最も下流、すなわちMoselに注ぐ少し手前に位置するFilzen村にこのPulchenという畑がある。この醸造所のRieslingは結構日本に入って来ているようだが、個人的には4年前Saarburgのレストランで飲んだ以外まったく飲んだことがない。それも何を飲んだか、美味しかったのかどうかもまったく記憶にないのが情けないのだが...。ガイドブックによると軽やかなザールワインを産する造り手とある。連日暑さの続くこんな季節には持って来いの造り手かもしれない。 淡黄緑色。柑橘にややオイリーな鉱物香。ソフトながらも存在感のある酸と軽めの果実感、そしてアッサリめの残糖、ザールらしい金属的なミネラル。すべてが非常に軽妙なバランスで、ほんのり熟成感も出ている。少し凝縮感には欠けるがこのクラスって本来こういうもんじゃないのか。控えめながらも酸とミネラルの余韻。どうしてどうしてなかなか透明感のある味わい。時間の経過とともに若干力強さも感じられるようになる。翌日も相変わらず軽めながらミネラルが好ましく、時にカラメルのような味わいがあって結構楽しい。綺麗に熟成しつつある様子がひしひしと伝わって来て、こういうミネラルに美味しさのあるワインはもう10年でも置いておいたらもっと面白いんじゃないのか。トマトクリームのパスタとも相性が良く、調子に乗って味付け干し海老をアテに飲んでみたところこれはやっぱりNG。84/100 1998 Filzener Pulchen Riesling Qualitaetswein Weingut Piedmont (Mosel-Saar-Ruwer) A P Nr 3 525 017 8 99,Alc 10%vol,輸入元「稲葉」,1575円 #
by gruenhaus
| 2006-08-12 23:04
| Mosel-Saar-Ruwer
2006年 08月 10日
ワイン好きにはそれぞれに節目になるワインがきっとあるだろう。何を隠そう7年以上前、このケッセルシュタット醸造所のPiesporter Goldtroepfchenを飲んで以来Rieslingの世界にドップリ嵌り込んでしまった訳だが、もっと凄いRieslingを数々経験した今なお、この醸造所のラベルを目の当たりにするとある種のノスタルジーを禁じえない。ここはMosel流域にキラ星の如く銘醸畑を所有しているが、その銘醸中の銘醸がこのシャルツホーフベルクであろう。しかしながら購入して以来ずっとセラーに温存していたにもかかわらず、この暑さのせいかつい魔が差して開けてしまった... レモンイエロー。香りはアプリコットやマンゴー、柑橘、そしてどことなく野菜のような青い雰囲気、さらに遅れてイオウっぽい鉱物香も加わりなかなか複雑。アタックにはしっかりした果実味があるが、ミネラルはそれをはるかに凌駕する凝縮度でそれに続く。酸もボリュームがあって持続が長い。個々の要素はさすがに三ッ星シュペートレーゼだけのポテンシャルを感じさせるがちょっとフレッシュ感が弱ってて、さりとて熟成感もまだなく、結果鉱物感だけが目立つ感じでもっと置いておいた方が良かったなぁといつもの如く後悔。 翌日は芳醇な果実味が前面に押し出し、酸やミネラルとのバランスがグッと向上。やはりQbAなどとは一線を画する内容。85/100 2002 Scharzhofberger Riesling Spaetlese*** trocken Weingut Reichsgraf von Kesselstatt (Mosel-Saar-Ruwer) A P Nr 3 561 077 35 03,Alc 12%vol,Euro14.9 #
by gruenhaus
| 2006-08-10 23:14
| Mosel-Saar-Ruwer
2006年 08月 08日
例の叩き売り6本セットの5本目。これまでの4本がハズレの連続だったし、このボトルもパッとしないネーミングやラベル、スクリューキャップなど期待出来る要素ゼロだったが、これが意外なヒットだった。スクリューキャップを開けようと回したらミシン目で切れずにそのまま金属部分が根こそぎ取れてしまったのはご愛嬌。 淡黄緑色。香りは完熟リンゴやアプリコット、それにどこかしら砂を連想させるような香り。ピチピチの酸とフルーツ感、残糖のバランスは良く、なかなかミネラリッシュで凝縮度も高い。Naheらしさの感じられる甘口。翌日も相変わらず力強い。ミネラルのアクセントもしっかりあってなかなか好印象。 Two Princesとはこの醸造所31代目Prince Michaelと32代目Prince Constantinの2人のPrinceにちなんだネーミングであり、アプリコットやネクタリン(桃の一種)のフレーバー、そして甘さと酸とミネラルの完璧なバランスが売りとのこと。まぁ看板に偽りなしであった。85/100 2004 Two Princes Riesling Qualitaetswein Prinz zu Salm-Dalberg Schloss Wallhausen (Nahe) A P Nr 7 779 144 01 05,Alc 9.5%vol 輸入元「ジャパンリカーサービス」,6本セット8900円 #
by gruenhaus
| 2006-08-08 23:38
| Nahe
2006年 08月 04日
献立の関係で3ヵ月前に飲んで高評価だったコレをチョイス。 紫の入った赤。香りはベリー系で革っぽさもあり。フワッと充実した果実味と存在感のあるタンニン。酸もなかなかしっかりしている。微かにバリックの風味。でもこないだほどのインパクトはない。3日後、まだ充分初日の雰囲気が保たれており、やはりACブルの枠を超えた内容。83/100 それにしても同じワインながら結構印象に差がある。こんなことはしょっちゅうあるけれど、飲む場所、雰囲気、体調、一緒に食べる料理などにも影響されるし、味覚って本当にエエカゲンなものである。それを点数にして偉そうに載せるってのはいかがなものかとも思うけれど、まぁ素人のお遊びってことでお許しを。 2002 Bourgogne Pinot Noir Dominique Laurent (Nuits-Saint-Georges) Alc 12.5%vol,輸入元「山信商事」,2180円 #
by gruenhaus
| 2006-08-04 23:53
| Bourgogne
2006年 08月 01日
さて久しぶりに飲むRieslingは、Moselの偉大な醸造家ヴィルヘルム・ハーク氏の長男トーマス・ハーク氏が経営するシュロス・リーザー醸造所の2004年産QbA。昨年訪問した際にこれは飲んでなかったと思うので期待を込めて抜栓。 非常に薄い黄緑色。鉱物的な香りがメインで白い花の香りが少し加わり、果実香は影が薄い。舌を締め付けるような存在感のある酸と、軽めの残糖、適度な果実感、酸と競い合うような高レベルのスレートのミネラル。でもまとまり感には欠け、バランス的には酸とミネラルが勝ち気味。全体にはMoselらしく軽やか。 翌日も酸は元気だがやはりちょっと各要素がバラバラな感じ。飲み頃はもうちょっと先なのか、あるいはこんなもんなのか。とにかく酸が鋭くミネラリッシュで刃物のようなイメージの1本。ここの畑ってこんなにミネラリッシュだったっけなー?親父さんから譲り受けたというブラウネベルク村の畑の葡萄も混じってるんじゃないのか?83/100 2004 Riesling Qualitaetswein Weingut Schloss Lieser (Mosel-Saar-Ruwer) A P Nr 2 589 314 2 05,Alc 10%vol,輸入元「稲葉」,1764円 #
by gruenhaus
| 2006-08-01 23:29
| Mosel-Saar-Ruwer
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